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SYABADA.blog

音楽とオイシイ話をつらつらと。

エイさん。

某洋食レストランの厨房で、私は料理の盛り付けをしていた。

その仕事は1月いっぱいで終わり、翌日送別会を開く事になった。

当日、店が閉まる前に私は菓子折りを持って行った。

その日の厨房にはチーフとりゅうやさん。

あとほとんど会うことの無いミャンマー出身のエイさんがいた。

返礼としてチーフとりゅうやさんには欲しがっていたコップとアイスをそれぞれに渡した。

エイさんにも一応買ってはいたがペットボトルのお茶1本だけだった。

店が閉まるまで、私は広い更衣室のソファーで足を伸ばして待っていた。

仕事を終えたエイさんが更衣室に戻り、帰る支度を始めた。

すると、私の元へ来て手に何かを握らせた。

「さっきはありがとう、これもっていって!」

片言の日本語でそう言い、走って出て行ってしまった。

手には5000円札があった。

「いや、お金いらないアルよ!!」

しまった。さっきチーフとお前やっぱ中国人か。いえ、中国地方民です。いやそんな事アル。アルね〜!みたいなやりとりをしていたせいだ。

更衣室を出たが、そこにはまたしても仕事を終えたチーフとりゅうやさんがいた。

先ほどの出来事を説明するとりゅうやさんが宥めるかのように言った。

「人に何かを与えてればいつか絶対返ってくるんだよ。て事で俺、タバコね。」

チーフ

「んじゃ、俺マルボロ!3箱でいいよ!」